中国ではVPNは違法か?どこまで禁止で監視されている?

中国ではVPNは違法か?どこまで禁止で監視されている?
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VPNとは、一般的なインターネット回線を利用して作られる仮想のプライベートネットワークのことで、「Virtual Private Network」(日本語に直訳すると仮想の専用線)の略です。

VPNを使えば中国にいながら日本のネットサービスを利用することができます。

中国に住んでいる日本人でVPNを使っていない人はほぼいないと言われるくらい常識になりつつあります。

しかし、中国は、インターネットサービスの監視に関してはかなり厳しく、Facebook、Gmail、WhatsApp、YouTubeなどたくさんのサイトやアプリがブロックされています。

中国政府による多チャンネル監視、ギャンブルやアダルトサービスコンテンツの禁止、そして当然のことながら企業があらゆる種類の個人データの開示を司法によって強制されてきました。

その理由として、国家安全の保障です。

中国はファイアウォールによってネットが厳しく検閲されている国の一つです。

そこで今回の記事では、VPNは中国では違法なのか?

また、どこまで禁止されていて監視されているのか解説していきます。

中国ではVPNは違法か?

中国ではVPNは違法だと言いますが、逮捕されたりするのでしょうか?

罰金なども気になりますね。

他国のVPNは違法

中国のネットに関する決まりには

「政府の認可したネットワークでインターネットをする」

という法律があるのです。

中国では自国のネットワークを使ってもらいたいから、海外の企業のVPNを認可することはないようです。

中国では一般的なVPNを使うのは違法だということです。

罰金の額

中国以外のVPNは違法だということで罰金についても気になりますね。

中国政府が認めていないVPNを使うと、ネットの停止と警告・15,000元以下の罰金になります。

15,000元は 日本円にすると25万円にに相当します。

また、VPNを利用して得た利益は没収となります。

中国はVPNを監視している

世界の中でもトップレベルのインターネット規制が敷かれている中国。

中国のインターネット規制を回避するための手段として有効なVPNですが、その多くのプロバイダーは政府によって常に監視されています。

一部Webサイトやサービスを自由に閲覧できないよう「グレート・ファイアウォール(金盾)」という検閲システムが採用されており、日本で一般的に使用しているWebサイトやSNSのほとんどが中国では利用することができません。

グレート・ファイアウォールの影響により、以下のサービスへの接続が禁止されています

  • Google
  • Yahoo!
  • YouTube
  •  Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE

この厳しい検閲を回避する手段として、多くの人々に使用されているものがVPNです。

しかし、中国政府は2017年からサイバーセキュリティ法を施行し、VPNへのさらなる規制強化を発表しました。

VPNサービスまでもが政府から許可を得たものしか利用できなくなり、その結果、これまで接続できていたVPNが政府によってブロックされるケースも珍しくなくなっています。

実際にあった事例を2つ紹介します

事例1:日本の大手新聞社の方が微信で中国におけるニュース原稿を送ったところ、その後、数時間に渡り微信が使えなくなった。

事例2:中国国内のVPNプロバイダーがサポートのために微信でお客様からの連絡を受け付けていた。そのメッセージには「VPN」というキーワードが多数含まれることになり、それが当局に目を付けられて逮捕されてしまった。

これらは人が目視で巡回してキーワードを見つけるようなことも行われていたようです。

今では中国のAIが担っています。

中国のVPN規制の流れ

・2017年6月 サイバーセキュリティー法施行

インターネットにおける中国の主権確保と安全保障のために制定された法律。

今後、政府機関に登録し認可を受けたVPNサービスのみしか利用できないようにするというコメントが出されました。

・2017年10月 無料のVPNに規制

これまでは無料のVPNサービスでも問題なく使用できていました。

・2018年4月 有料VPNにも規制の波が

中国政府は未認可のVPNを全て締め出すことを宣言し、それを粛々と実行していっています。

・2019年6月 香港デモの影響で規制強化

2019年「逃亡犯条例改正案」に反対するデモが勃発。

今まで使えていた有料のVPNサービスの中でも、使えないものが出てきています。

・2020年1月 新型コロナウイルスの影響で規制強化

2020年1月あたりから、新型コロナウイルスの流行によりネット規制が強化されています。

・2021年7月 中国共産党100周年にあわせて規制強化

今月初頭に、中国共産党100周年を記念する式典が開催されました。

それに伴い、VPNを含むネットサービス全般への規制がさらに厳しくなっています。

無料VPNのほとんどが使用できない

VPNの規制が強化された2017年1月以降は、特定のIPアドレスへのブロック、無料VPNの接続が制限されるなど、多くの無料VPNが使用できない状態となっています。

有料VPNまでもが規制されている現状、中国から無料VPNを使って日本のインターネットへ接続することは、現実的に難しいとされています。

現在使用できるVPNについてもこれから探知される可能性があり、まさに中国政府とVPNサービスのイタチごっこのような状態といえるでしょう。

今後の規制については予測できないため、出張等で中国でのVPN利用が必要な場合には、常に最新の規制情報を確認しておかなければなりません。

中国で使えるVPNでおすすめは?


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インターネットで閲覧規制の厳しい中国からでも、SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE等)や動画サイト(Youtube、Amazonプライムビデオ Netflix TVer AbemaTV)を利用できるようになります。

VPNを使い、日本国内のサーバーを中継することで、インターネット上で日本国内にいるのと同じ状況をバーチャル的に作り出す為、動画サイトに関しても日本の動画サイトを見ることが可能です。

専用ソフトのインストールも不要で初心者でも簡単に利用出来るサービスです。

※中国以外の海外からでも日本の動画サイトを見る為に利用できます。

まとめ


VPNとは、一般的なインターネット回線を利用して作られる仮想のプライベートネットワークのことで、「Virtual Private Network」(日本語に直訳すると仮想の専用線)の略です。

VPNを使えば中国にいながら日本のネットサービスを利用することができます。

中国に住んでいる日本人でVPNを使っていない人はほぼいないと言われるくらい常識になりつつあります。

しかし、中国は、インターネットサービスの監視に関してはかなり厳しく、Facebook、Gmail、WhatsApp、YouTubeなどたくさんのサイトやアプリがブロックされています。

中国政府による多チャンネル監視、ギャンブルやアダルトサービスコンテンツの禁止、そして当然のことながら企業があらゆる種類の個人データの開示を司法によって強制されてきました。

その理由として、国家安全の保障です。

中国はファイアウォールによってネットが厳しく検閲されている国の一つです。

そこで今回の記事では、VPNは中国では違法なのか?どこまで禁止で監視されている?ということについて解説してきました。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^

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