漫画などを違法な海賊版サイトで読むと、ウイルス感染する危険性があるのはご存じですか。
さらに、違法な海賊版サイトの漫画には、仮想通貨のマイニングのプログラムが仕込まれている可能性があります。
マイニングのプログラムにより、スマホ・パソコンに負荷をかけられるので動作が重くなったりバッテリーの消費が早くなります。
と、マイニングなんて聞いたことないという人は多いはず。
そこで今回は、仮想通貨のマイニングについて解説していきます。
最後までお読みください(^▽^)/
こんな危険もあるのですね。
でも、どういうこと??
目次
仮想通貨のマイニングとは?
これがビットコインを発掘する現場ですね。https://t.co/tRF5ZJpwzu
— 怪盗仏陀 (@qzWCjmamga154jm) January 8, 2021
マイニングとは新たなブロックを生成し、その報酬として仮想通貨を手に入れる行為のことです。
一般的には、「採掘」を英訳した「マイニング」という名前で定着しています。
マイニングの役割は「仮想通貨の新規発行」と「取引の承認」です。
仮想通貨の新規発行とは、トランザクションを含んだブロックを生成する作業です。
トランザクションデータは、ハッシュ値というデータで保管されます。
また、取引の承認とは、トランザクションデータが書き換えられないように検証していく作業のことです。
「ビットコイン(BTC)」のマイニング
マイニングはさまざまな暗号資産(仮想通貨)の取引で行われています。
そこで、マイニングの例として、代表的な暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン(BTC)」のマイニングについて説明します。
ビットコイン(BTC)のマイニングとは「取引データを承認する作業」のことで、作業に対する報酬は新しいビットコイン(BTC)で支払われます。
大量の石の中から僅かな金などを採掘するのに似ていることから「マイニング」と呼ばれています。
ビットコイン(BTC)は世界中で毎日のように取引されていて、その金額は数十億円、数百億円といった膨大な取引量になります。
これらすべての取引は、ブロックチェーン技術で管理され、世界中の人が安心してビットコイン(BTC)の取引ができるようになっています。
つまり、円やドル、ユーロなどの法定通貨はそれぞれの国の中央銀行によって管理されています。
ところが、ビットコイン(BTC)は「ブロックチェーン技術で管理されている」という点が、一般的な法定通貨と大きく違います。
ビットコイン(BTC)の取引を管理
ブロックチェーンでは、ビットコイン(BTC)の個々の取引データを「トランザクション」と呼び、それぞれのトランザクションをまとめて一つの「ブロック」を作ります。
そして、ブロックには「いつ」「誰(どのアドレス)が」「どのくらいの量のビットコイン(BTC)を取引したのか」といった重要な情報が書き込まれていき、その取引情報を第三者がチェックして承認しています。
つまり、この「取引を承認する作業」がマイニングなのです。
ビットコイン(BTC)のマイニングをしている人は「マイナー(Miner)」と呼ばれ、世界中にたくさんいます。
マイニングでは、送金取引を承認したマイナーに報酬が支払われます。
ビットコイン(BTC)ではその報酬額が決まっていて、2018年8月現在では一つのブロックごとに12.5BTCが支払われています。
ビットコイン(BTC)の場合は平均して約10分ごとにその間に行われた送金取引をまとめてチェック、承認をしているため、もしも、1BTCが70万円なら10分間で875万円、1BTCが100万円なら10分間で1,250万円という高額な報酬を受け取ることができます。
ビットコイン(BTC)のマイニングで得られる報酬はこのようにとても魅力的なため、世界中のマイナーが競うようにしてマイニングに参加しています。
関連記事:ビットコイン今後どうなる?買い方と将来性
「取引を承認する作業」とは?
仮想通貨は世界中で毎日のように取引されていて、その金額は数十億円、数百億円といった膨大な取引量になります。
これらすべての取引は、ブロックチェーン技術で管理され、世界中の人が安心して仮想通貨の取引ができるようになっています。
つまり、円やドル、ユーロなどの法定通貨はそれぞれの国の中央銀行によって管理されています。
ところが、仮想通貨は「ブロックチェーン技術で管理されている」という点が、一般的な法定通貨と大きく違います。
マイニングの仕組み
マイニングには、「ハッシュ関数」という不可逆的な一方向関数を使います。
不可逆的な一方向関数とは、ある値を代入して計算するのは簡単な一方で、出てきた結果を見るだけでは代入した値が分からないという特性を持つ関数のことです。
ブロック内のナンス部分を変更することでハッシュ値を切り替え、マイニングが成功するようなナンスを探索します。
さまざまな値を探索していく中で、ブロックヘッダー部分のハッシュ値が特定の条件を満たす場合にマイニングが成功となります。
一連の計算行為が、鉱山から宝を探し当てるほど困難なことから「マイニング」と名付けられました。
マイニングの種類
マイニングのやり方には、ソロマイニング、クラウドマイニング、プールマイニングの 3 種類があります。
ソロマイニングとは、ひとりでマイニングを行うことです。
成功すると大きな収入を得ることができ、仲介者を介さないため手数料を払う必要がありません。
クラウドマイニングとは、マイニングを行っている団体に出資し、代わりにマイニングを行ってもらう方法です。
資金を提供するだけで簡単に参加できます。
マイニングを行う団体は電気代が安い海外でマイニングを行うため、電気代を安く抑えることができます。
プールマイニングとは、グループでマイニングを行う方法です。
マイニングを行う集団をマイニングプールといいます。
グループでマイニングを行い報酬を分配するため収入が安定する可能性が高い方法です。
まとめ
漫画などを違法な海賊版サイトで読むと、ウイルス感染する危険性があるのはご存じですか。
さらに、違法な海賊版サイトの漫画には、仮想通貨のマイニングのプログラムが仕込まれている可能性があります。
マイニングのプログラムにより、スマホ・パソコンに負荷をかけられるので動作が重くなったりバッテリーの消費が早くなります。
と、マイニングなんて聞いたことないという人は多いはず。
そこで、マイニングについて解説してきました。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました^^