「最近iPhoneの調子が悪い」
「何もしていないのに電池のヘリが速い」
「iPhoneが熱い!」
などの症状で困っていませんか?
もしかしたらウイルスに感染しているかもしれないと心配ですよね。
iPhoneはセキュリティ対策がしっかりと行われていて、ウイルス感染しにくい、と言われていますが、絶対感染しないわけではありません。
そこで今回の記事では、iPhoneがウイルス感染した時の症状は?対処法や予防法も紹介しますので最後までお読みください(^▽^)/
※ウイルスに自力での対応が難しい場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。
目次
iPhoneではウイルス感染しているかわからない
iPhoneにはウイルスをスキャンする機能がありません。
iOSのシステム自体が外部に非公開となっていて、他の企業がセキュリティアプリを開発できない仕組みなのです。
なので、iPhoneでは、ウイルス対策アプリを入れても、そのアプリでは正確な判断はできないようになっています。
そこで、Appleが常にアップデートを行い、微弱性の修正・ウイルスの対抗力を上げています。
そのため高いセキュリティ能力が維持され、ウイルスに感染しにくくなっているのです。
ただし、必ずしも感染しないとは限らないのが難しいところです。
実際、2015年には中国のApple公式ストアに掲載された正規アプリに、XcodeGhostというウイルスが混入しており、ウイルス感染が起きた事例もあります。
さすがのiPhoneでも、100%防ぐ方法はありません。
普段からウイルス感染の予防はしておいた方がいいです。
さらに、ウイルス感染が考えられる場合はすぐに対処することが重要となります。
iPhoneがウイルス感染した場合の症状とは
ウイルス感染が疑われる症状を解説していきます。
- バッテリーの減りが速い
- iPhoneの動作が重い
- iPhoneが勝手に再起動する
- データ通信量が異常に増える
- アプリが勝手にインストールされている
- 警告画面や広告が頻繁に表示される
この中の一つでも症状がある場合は、すぐに対処を行いましょう。
一つづつ解説していきます。
バッテリーの減りが速い
iPhone自体が熱くなり、バッテリーのの消耗速度も速い場合は、ウイルス感染の可能性があります。
ウイルス感染により、他人に勝手にiPhoneを利用されてしまうからです。
ただし、バッテリーが劣化していると、100%充電してもすぐにバッテリーが無くなっててしまうことはあります。
バッテリーの劣化以外の場合はウイルスの可能性があります。
iPhoneの動作が重い
急にiPhoneの動作が重くなった場合は、ウイルス感染の可能性があります。
ウイルス感染により、バックグラウンドでアプリのダウンロードなどが行われた結果、データがストレージを圧迫してしまうためです。
ただし、経年劣化や一時的に保存されるキャッシュデータの増加も考えられます。
購入から年数が経っているiPhoneの場合は、キャッシュデータの削除やバッテリーの劣化具合など、動作を重くする要素が他にないか確認しましょう。
iPhoneが勝手に再起動する
iPhoneが勝手に電電が切れたり、再起動している場合は、ウイルス感染により不正な通信が繰り返し行われているかもしれません。
ただし、iPhoneが勝手に再起動される理由には、バッテリーの劣化やアップデートによる不具合、物理的な破損、水没後に修理が適切に行われていない場合や、高温環境でiPhoneを使用し続けた場合も、同様な症状が出る場合もあるので確認しましょう。
原因に心当たりがない場合は、ウイルス感染の可能性があります。
データ通信量が異常に増える
ウイルスにより勝手に外部と通信が行われることでデータ通信量が異常に増えることがあります。
iPhone の使い方が大きく変わっていないのに通信量が普段より多く増加している場合、ウイルスの感染か疑われます。
データ通信量を確認する方法は、設定の「モバイル通信」より確認できます。
個々のシステムサービスによるモバイル通信データ量もわかるため、自分が使用した覚えのないアプリやシステムが含まれていないか、チェックしましょう。
アプリが勝手にインストールされている
ウイルス感染によりダウンロードした記憶のないアプリが勝手にインストールされることがあります。
ホーム画面に見覚えのないアプリがあったり、iPhoneのストレージ使用量が明らかに増えていたりする場合は、遠隔操作を可能にするウイルス感染が疑われます。
警告画面や広告が頻繁に表示される
「あなたのスマホは危険なウイルスに感染していました」や「警告!○つのウイルスが検出されました」といった偽警告や不審な広告が何度も表示される場合、ウイルスに感染している可能性があります 。
関連記事:iphoneにウイルス感染の警告画面 !これって本物?
関連記事:iPhoneのカレンダーウイルスに注意
iPhoneにウイルスが感染する経路は?
iPhoneがウイルスに感染してしまう原因として、主に次のような感染経路があります。
- 過去に脱獄をした
- 不正サイトを閲覧して、不正ソフト・不正アプリをダウンロードした
- なりすましフリーWi-Fiに接続した
どれか心当たりがあればウイルス感染の可能性が高いです。
ウイルス感染が起きた場合、直近に次の行動をとっていないか振り返ることで、感染経路になったサイトやアプリ、メールがわかる場合もあります。
※脱獄とは、iPhoneのロックされている機能を解除し、発行元が不明なアプリをインストールできるようにすることです。
iPhoneのウイルス感染の対処法
実際に感染がしたかもしれないと思ったら、以下の対処法を試してください。
- セキュリティアプリを使う
- iOSを最新Verにアップデートする
- 端末を初期化する
- スマホ修理店に依頼する
セキュリティアプリを使う
iPhoneではセキュリティアプリでは、ウイルス感染のスキャンはできません。
しかし、ウイルスの駆除をすることは出来ます。
ウイルスの駆除に対応しているセキュリティアプリをインストールし、ウイルスの駆除を行いましょう。
iOSを最新Verにアップデートする
ウイルスに対抗するには、最新バージョンへアップデートは必須です。
アップデート内容は機能の更新以外にも、セキュリティ強化も含まれているためです。古いバージョンを使い続けると、改善されたはずの弱点を放置してしまうことにつながります。
手動でアップデートを行う手順は、次の通りです。
設定の「一般」をタップ
「ソフトウェア・アップデート」をタップしアップデートを行う。
ただし、現在インストールされているiOSのバージョンを確認して、最新のVerである場合はアップデートの必要はありません。
端末を初期化する
ウイルス感染が疑われるiPhoneを初期化することで、再起動が頻発するなど症状が改善する場合があります。
初期化とは、工場出荷当時のデータが何もない状態にiPhoneを戻すことです。
ウイルス自体もデータのため、端末内からすべてのデータを消す初期化が有効な手段となります。
スマホ修理店に依頼する
端末を初期化しても症状が改善しない、再起動を繰り返してしまい初期化そのものができないといった場合には、専門のスマホ修理店へ持ち込みましょう。
スマホ修理専門店であれば、ウイルスを安全に除去できる可能性があるからです。
不具合の原因がウイルスではなく、電池の劣化など他の理由だった場合も、適切に対処してもらえます。
iPhoneをウイルス感染させないためには
iPhoneをウイルス感染させないためには、普段の予防も重要となります。
iPhoneの使い方次第では、ウイルスを感染させやすくしている可能性もあります。
AppStore以外からアプリをインストールしない
アプリのインストール先は、AppStoreのみにしましょう。
AppStoreに掲載できるアプリは、厳正な審査を通過することが前提となっているためです。
発行元不明のアプリは不正アプリのリスクもあるため、できれば控えましょう。
アプリに権限を与えない
アプリ付与する権限は、慎重に選ぶことが大切です。
万が一、不正アプリをインストールしてしまった場合でも、権限を付与しなければ重要なデータにアクセスさせずにすみます。
怪しい広告はクリックしない
たとえば「ウイルスが検出されました!」や「警告!」といった文章が出てきた場合は要注意です。
こんな表示が出たとしても、ウイルス感染してしまったわけではありません。
危険なのは、ポップアップが誘導する通りに、アプリのインストールやURLへのアクセスを行ってしまうことです。
その結果、ウイルスに感染してしまうかもしれません。
セキュリティアプリを使う
ブラウザやアプリなどを利用する際に、詐欺サイトや悪質なサイトを事前にブロックする機能を持つセキュリティアプリもあります。
機能はセキュリティアプリごと異なるほか、利用期間や使用料金も違うため、自分に合うものを選びましょう。
iPhoneのウイルス感染まとめ
今回の記事では、iPhoneがウイルス感染した時の症状は?対処法や予防法も紹介しました。
iPhoneが調子悪かったら、もしかしたらウイルスに感染しているかもしれないと心配ですよね。
iPhoneはセキュリティ対策がしっかりと行われていて、ウイルス感染しにくい、と言われていますが、絶対感染しないわけではありません。
しっかりした予防策をとって、感染の可能選がある場合は早めの対策を行いましょう。
※ウイルスに自力での対応が難しい場合は、早めに専門業者へ相談しましょう。